PacketCasterでは、その用途に応じてそれぞれ以下のような信号が定義できます。
DI信号(監視入力)
ON / OFFで表現される信号のことをデジタル(Digital)信号と呼び、この状態がシステムに入力(Input)される場合、それをDI信号と呼びます。扉の開閉、機械の起動停止、ランプのOn・Off、漏水の有無などの信号を管理することができます。
DO信号(制御出力)
DIに対して、システムからの出力(Output)する場合、それをDO信号と呼びます。単純な電気回路でランプを光らせるなどはもちろん、DO信号を受け取って何らかの処理をする機能を搭載している機械であれば、それを動作させることが可能です。たとえば、発電機の起動・停止、電光掲示板の表示切替、冗長構成機器の系統切替などが可能です。
AI信号(テレメータ)
電圧・電流・電力、気温・湿度、流量、体温・心拍・血圧など、量であらわされる信号のことをアナログ(Analog)信号と呼びます。これらの量がシステムに入力(Input)される場合、それをAI信号と呼びます。
OR信号
ORとは、”いずれか”という意味で、複数のDI信号のいずれかがOnの場合にOnと表現したものを、OR信号と呼びます。例えば、3系統で動作している機械の1~3号機のうち、いずれかの1機がOnの場合、”システムは起動中”として判断できるようになります。